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『よしよし、カズただいま。もう少ししたら散歩に行こうなぁ』
カズは尻尾を降って、和樹にまとわり付いている。
ところが、カズは今度は突然方向を変えて俺に向かって来たのだ。
キューン・・
そして甘えるような声で俺の前に座ったのだった。
『何だよ、カズ。こんな奴に甘えるなんてどうかしてるぞ』
和樹は不機嫌そうに言った。
『やっぱり賢い犬だよな、俺の事覚えてるんだな』
そう俺が言うと、和樹は少し顔色が変わった。
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