恩返し ・2

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『言っちゃ悪いけどさ、俺は幽霊に友達なんて居ないぜ・・・でもやっぱり何か見た事あるよな』 和樹は、必死に思い出そうとしている。 俺は、そんな和樹が何だか気の毒になって教えてやる事にした。 『あの日の川の水、冷たかったよな』 そのひと言で和樹は、突然俺に土下座した。 そして、ガタガタと震えながら和樹は言った。 『・・・お願いだから助けてくれ。あんた、あの時カズを一緒に助けてくれたヤンキーだよな?』
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