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俺は、和樹のあまりにもブザマな格好に吹き出しそうになりながらも堪えた。
『そうだよ。俺は、あの時のヤンキーだよ』
『あの時はホントに悪かったよ、名前も聞かなかったからお礼も出来なくて・・・まさかあんたが、あの時に川に入ったのが原因で風邪ひいて死ぬなんて思わなかったんだ・・』
俺は呆れながらも、少しラッキーだと思った。
和樹は、俺が犬を助けた事が原因で死んだと思っているらしい。
恩返しをしてもらう絶好のチャンスだ。
『・・お願いだから俺を連れて行かないでくれ』
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