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俺と亜美ちゃんは、病院の中庭に移動した。
あの病室に長く居ると、また心臓が痛くなりそうだった。
『さっき私も自分の病室に行って来たよ。偶然で驚いたけど同じ病院なんだよ』
『そうなんだ・・』
俺は何だか、全てを諦め始めていた。
『私も結構ヤバい状態でさ、何と今夜が峠だって・・』
亜美は、涙を浮かべていた。
『まだ、間に合うかな・・』
そう言うと、亜美は俺に泣きながら抱き付いて来た。
別の意味で、俺の心臓は高鳴っていた。
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