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『あのさ・・亜美ちゃん。辛い事聞いて悪いけど、この場所から離れない理由って何なんだろう?』
俺は、自分でも驚くほど柔らかい口調で亜美に話かけた。
でも、亜美には全く効果が見られなかった。
『そんなの私の勝手でしょ、自殺に失敗した私の気持ちなんて、あなたに分かる筈が無いんだから』
『お前、馬鹿じゃないの!せっかく死ねなかったんだからさ、もう少し生きてみようとは思わないのかよ』
あーあ・・またしても和樹に割り込まれてしまった。
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