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そういえば自己紹介をしていなかったか。
俺の名前はエルヴィス・アイルベルト。
クイウヨキ国にあるトニシスタン魔法学園一年で、生徒会書記をしている。
とはいえ、明日から春休みなので、四月には二年になるのだが。
俺の性格は周りには面倒臭がりと言われる。
自覚しているが。
だから、何事も最小限のエネルギーで解決するのが俺のモットーだ。
そのためには、面倒事には近づかないのが一番なのだが、そうも行かない。
何故か俺の周りには目立つメンバーが集まっている。
生徒会に入っている時点で俺も目立っているような気がするが。
例えば、
「エル、待ってくれ。生徒会室にいくんだろ。俺も行く。」
この男。
リオネル・マクラミン。通称リオ。俺の幼なじみで、家は隣同士だ。顔は整っていて、性格はいい。生徒会会計。それで、男女共に人気がある。
ついでに言うと、こいつはよくいる主人公の様に鈍感ではない。
自分に向けられる好意は気付くし、はっきり断る。
俺もこいつのそんな所は事は好きだが、他のメンバーが集まると、周りからの注目が集まって辛い。
「お前も書類の確認か?」
「あぁ。もう明日から休みだからな。最終確認だ。」
そう言って、二人で生徒会室への廊下を歩く。
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