第一章

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ところで、この学園は異常に大きい。 なにせここには校舎だけでなく、寮、さらには寮生活をしている生徒のために店などの公共施設があり、一つの都市のようになっている。 まるで、一つの社会の様だ。 この学園においてその社会の様な部分を更に強めているのはランク制度だ。 ランク制度は、実技、成績、その他諸々を総合して判断されている。 そのランクはしたから、E,C,B,A,S,SSとなっている。 ランクが高ければ、寮や店などの待遇はいい。 だからランクが高くて、損はない。 平均的なランクはBでEは待遇がかなり悪い、Cは少し悪い、Aは少しいい、Sはかなりいいとなっている。 でも、Eはかなり悪いといってもこの学園の基準はかなり高いので、外では普通じゃないかと思う。 それで最後にSSだがこれはとてつもない。どうやら過去に半端ない先輩がいたらしく、その人のためにそのランクを作ったらしい。 だから、その幻のランクを手に入れることができる人は40年に一人しかいない。 丁度八十年前に作られたから、もしかしたらそろそろ三人目のSSランクが現れるかもしれない。 楽しみだ。
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