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「たまにはさ、一緒に楽しく食べたっていーじゃん。ね?」 「でも・・・・・・」 思い留まる理由はもうひとつある。 ハルの家の事情ってやつ。 「ほら――病院のこと、あるから、大変かなって」 一瞬、空気が止まった気がした。 ハルは弟思いだから、いつもこの話になると辛そうな、悲しそうな、寂しそうな、なんとも言えない表情をする。 今はハルの顔は見れないけど、わたしにはわかるんだ。 「気を使わせて、ごめん――でも、スズのことも同じくらい心配なんだ」 「え?」 しんぱい? 「本当なら、今すぐにでも――」
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