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真紀は、今年高校2年のクラス替えで、初めて会った。 一番最初に話しかけてくれて、その気さくなところにすぐ打ち解けることができたんだ。 まだ出会って2ヶ月程度だけど、もっと前から一緒にいるような感じ。 親友といっても過言ではないくらいだ。 「ねぇねぇ、そのハルさんとはどうなのよ! なんかないの?」 いきなり目の前まで真紀が迫ってきて驚いてしまい、卵焼きを机に落としてしまう。 すかさず真紀が箸で拾い、あっという間に口の中へと消えていった。 頬を押さえて、おいしー! なんて言ってる。 「・・・・・・って、ハルとは何もないよ。ただの幼馴染みだから」 「またそうやってー。だって、涼香とハルさんは、校内で有名なカップルなんだよ~!」 「だから、カップルじゃないってば」
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