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「あの……俺、帰っていいですか?」
「ダメ、逃がさないよ」
先生と俺の唇の間に引かれている唾液の糸が切れない距離に顔を近づけたまま話している彼女。
どうしてこうなったか、軽く説明しておこう。
俺たちは無事に関係を認められて戻ってきたわけだ。
ドアを開けて家の中に入った瞬間……。
俺は壁に押さえ付けられ、無理やりキスをされたのさ。
しかも、とびっきり深いキスをね……。
最初は確かに驚いたしドキドキしたよ。
でも、さすがに時間も忘れるほどずっと唇を貪られ続けていれば、少しずつ冷静になってくる。
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