7人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日のカナタにて。
新しいバイトは19才瀬田祥子、身長は160センチ位、痩せ気味でポニーテールの茶髪に黒い瞳の大学生、愛嬌のある女の子で制服が良く似合い、洋一は好感を持った。
祥子は洋一の指示をテキパキとこなし、ミスも少ない。
安心して任せれるとして、祥子はレジに立つ事になった。
13時からの昼休み、洋一は祥子を奢るからと近所のうどん屋に誘い、カナタの方針を告げた。
「親切・丁寧・笑顔の3つだよ、手順の方はもう覚えたかな?」
「はい、何とか。」
「で、週何日来るんだっけ?」
「月曜と金曜で、9時17時です。」
「解った、じゃあ今後とも宜しく。」
祥子は口数が少ないがその分、相手の言う事をしっかり記憶しようとしている様で好ましい。
「それと…俺が誰にでも薦めてるんだけど。」
洋一はタフをバックから出して、祥子の前に置いた。
「御下がりで悪いけど君にあげるよ。」
「あっ、タフ。友人から聞いた事が有ります。へえ~いいんですか貰って。」
「ああ、明か沙汰会ってのも聞いてる?俺会員なんだよ、明か沙汰族さ。」
「未入会の人が御無沙汰族とか。」
最初のコメントを投稿しよう!