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次の約束も取り付けて、楽しいランチタイムを終えてカナタに戻る2人。
「何々、御2人様付き合っちゃってんの~」
「え~社内恋愛やんかぁ、ええのん。」
店長や同僚達が冷やかしてきたので、洋一は胸張って言う。
「俺の中ではそうですよ、彼女がどうかは知らないけれど。」
「私もそうですよ~」
祥子が意外と平座でそう言うので、洋一は心が晴れて来た。
リア充となったその日の巣籠では、洋一はオレンチ(俺ん家)国会を立志した。
オレンチ国会と題しての雑文を綴る。
祥子にそれを読ませる。
自分とアースクロスの界隈に馴染ませる。
帰路、その為のノートとボールペンを購入。
家に戻って早速書く。
〈第1回オレンチ国会〉
アカサタ。
オレンチ国会開幕に当たり、そもそもの会の意志を伝えます。
議員は瀬田さんと俺、セキセイインコの香は傍聴人だよ。
日本人が2人寄り添っていたら、その対話は広義の日本国会だ。
会議内容は多岐に渡る予定。
広範で有意義な対話をして行きましょうね。
まずは、香とのコミュニケーションについてと他2点。
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