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沈黙の末に兄がゆっくりと口を開いた。
「レボ。その気持ちは痛いほどわかるよ。
兄ちゃんだってできることなら
もう一回会いたい。」
レボは真剣な眼差しで兄を見つめる。
「だけどな、前にも言った通り父さんと母さんは病気で死んでしまったんだ。
だから、もう会えないんだよ。」
兄の目にうっすらと涙が浮かぶ。
そして力強い声で
「だから兄ちゃんは2人の変わりにレボを守る。
兄ちゃんはレボが大好きだからな。」
そう言い終わるとレボは
「わかった。
兄ちゃん大好き。
ありがとう。」
と、涙をこぼしながら言った。
「もう遅いから寝よう。」
兄はろうそくの火を消した。
そして、2人は眠りについた。
その日の夜、レボは夢を見た。
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