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「うーん…」
レボの半分寝ぼけた声。
今日も良い天気だ。
いつものように小鳥の鳴き声で起きて、
兄と普段通りの平凡で幸せな一日を送る…
はずだった。
しかし、現実は違った。
やけに静かだ。
いつも横で寝ている兄の姿がない。
村からの声もなく、
いつもはうるさいとまで感じる小鳥の鳴き声さえしない。
窓からこぼれるオレンジの太陽の光もない。
おかしい。
レボは明らかに異変を感じた。
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