七分の一日目

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レボは八百屋に向かった。 兄に夕食の野菜を買ってきてほしいと頼まれたから。 「おばちゃーん!野菜ちょーだい!」 「おや、レボ。1人で買い物かい?」 八百屋のおばちゃんは少し太っている。 八百屋なのに肉ばっかり食べているようだ。 「そーだよ!にーちゃんに頼まれたんだ!」 「そーかいそーかい。レボはお兄ちゃん想いだね! そんな偉いレボにはサービスだ!」 と言って買った野菜の他に 大きなアメ玉をくれた。 「わー!ありがとおばちゃん!」 レボは目を輝かせてお礼を言った。 スキップしながら帰って行くレボの後ろ姿を おばちゃんは見守っていた。
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