#00   Prologue.

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─翌日─ 今日は靖、放課後学校に残るって言ってたな。 仕方ない。靖のクラスまで行くとするか。 愛のクラスはDで、靖のクラスはBだ。ちなみに、自習室はABCDEFまであるクラスのうち、ABCだけ。 靖は自分のクラスだからBクラにいる。 「靖ー」 「お!」 案の定自分のクラスで勉強してた靖。 「あ、愛!ほら、藤川!」 靖が指差す方向には藤川くんが。 そういえば昨日よく顔見てなかったんだよな~。 「どうもー」 軽く頭を下げながら笑顔でこっちを見てる藤川くん。 …昨日は正直ほんと全然顔見てなかったけど…。 かっこいいじゃん!!藤川くん!! へー!へー!愛がモロタイプな顔だー! 「こいつまじおもしれーよ!」 靖がこんだけ言うんだもん。 面白い人なんだろうな~。 するとそこに、愛と同じクラスの麻里がやってきた。 「愛ここでやる?」 麻里が指差した席は、藤川くんの後ろの席だった。 「あ、いや、愛は靖の隣だったりうろちょろすると思うよ!」 「そっか。んじゃもうここでいいや」 あ、いいんだ。 そこでいいんだね。 まぁいっか。愛は靖に勉強を教えるとするか。
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