第一章

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「ふわぁぁあ~…」 私、桜葉夕凪(おうばゆうな)は眠たい頭と体を動かして2年目になる高校に向かっていた 「おはよ、大翔」 私は、前をふらふらと歩いていた私より少し小さい奴を見つけた 「夕凪ぁ、おあよぉ」 こいつは前田大翔(まえだひろと)。私の幼馴染で高校生に見えない高校生 「眠そうだね、ふらふらしてるよ」 「うー…あしゃはよわいのぉ」 「そうかそうか~」 相変わらず可愛いなぁ…! 「よしよし~」 私は耐えれず大翔の頭を撫でる 「うにゅ~…。ゆうなぁ、それきもちー…」 大翔がさらにふらふらし始める 「ほら、しゃきっとしなさいよ!そんなふらふらしてると転ぶよ!」 「あ~い…」 ん?大翔がなんか見上げてる…。嫌な予感… 「夕凪、だっこぉ…」 「だぁめ。私だって眠いんだから」 「むぅ…。ならおんぶしてよぉ」 「同じ理由で却下」 「ぶぅ…」 「頑張ればご褒美あげるから、頑張って?」 「ご褒美…!」 おぉ、大翔の目が輝き始めた 「僕、頑張る…!!」 大翔って、意外と単純かも… そんなこんなで私たちは学校に無事到着出来たのであった
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