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「ふわぁぁあ~…」
私、桜葉夕凪(おうばゆうな)は眠たい頭と体を動かして2年目になる高校に向かっていた
「おはよ、大翔」
私は、前をふらふらと歩いていた私より少し小さい奴を見つけた
「夕凪ぁ、おあよぉ」
こいつは前田大翔(まえだひろと)。私の幼馴染で高校生に見えない高校生
「眠そうだね、ふらふらしてるよ」
「うー…あしゃはよわいのぉ」
「そうかそうか~」
相変わらず可愛いなぁ…!
「よしよし~」
私は耐えれず大翔の頭を撫でる
「うにゅ~…。ゆうなぁ、それきもちー…」
大翔がさらにふらふらし始める
「ほら、しゃきっとしなさいよ!そんなふらふらしてると転ぶよ!」
「あ~い…」
ん?大翔がなんか見上げてる…。嫌な予感…
「夕凪、だっこぉ…」
「だぁめ。私だって眠いんだから」
「むぅ…。ならおんぶしてよぉ」
「同じ理由で却下」
「ぶぅ…」
「頑張ればご褒美あげるから、頑張って?」
「ご褒美…!」
おぉ、大翔の目が輝き始めた
「僕、頑張る…!!」
大翔って、意外と単純かも…
そんなこんなで私たちは学校に無事到着出来たのであった
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