第一章

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私たちはお昼も一緒に食べてるんだよね 場所はその日の気分だけど、今日はあったかいから屋上かな 「夕凪!ご飯ご飯!!」 「はいはい、そんじゃ今日は屋上行こっか」 「うん!早く行こ!!」 このはしゃぎ方を見て、高校生って言う人は何人居るんだろ…。と私は二つのお弁当を持って思う 「夕凪ぁ?」 「へ?どうかしたの?」 「んーん、何か考えことしてるのかなー?って」 「なんでもないよぉ」 「なら、よし!」 こんな会話をしながら私たちは屋上に着いて設置されてるベンチに座る 「大翔、これ」 「いつもありがとー!」 ちなみに大翔のお弁当は私のお手製。大翔の好みは全て把握済みである! 「ふわあああ!!唐揚げだぁ!!」 今日は大翔の大好物は鳥の唐揚げを入れてあげた 「大翔、あ~ん」 それと、私は自分のお弁当の唐揚げを箸で掴んで、大翔の方に向ける 「いいの?」 「今朝言ってたご褒美だよ」 「わぁい!!」 大翔が唐揚げをあむっと食べる この幸せそうな顔を見ると嬉しくなるんだよね~ 「やっぱり夕凪の唐揚げ美味しい!!」 「ありがとね。ほら、早く食べよ?」 「うん!」 大翔が幸せそうにもぐもぐと食べる、ほんと、美味しそうに食べるな~こいつは 「ごちそうさまでしたぁ!!」 「お粗末様です」 私は大翔からお弁当箱を受け取り、包み直す
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