第1章

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そうして__ 私のおなかの中には、小さな命が芽生えた。 自分の趣味をあきらめてくれたことに感謝。 それと自分とおなかの子への愛情が感じられた。 桜の中を走っていくSLは車内から見ても美しかった。 時折見える青いビニールシートの屋根が心が痛んだが…… 相変わらず、多くの鉄ちゃんたちは、いることに笑いが出てくる。 隣に座る広い肩に頭を乗せる。 …… この人と結婚してよかった。 こうしているうちに……駅に着いた。
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