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「ま、まだ買われたわけじゃない。私、お金を受け取ってないもの…」
「お前がここに来た時点で買われたも同然だ」
「そんな…」
「身体を売る仕事をしてんだ。金に困ってるのも事実だろ？さっき無一文になったみたいだしな。これからどうするつもりだ？この金がなくて、やっていけるのか？」
「…それは」
「無駄な意地は張るな」
確かに男の言う事はごもっともだと思う。
無一文なんだもん、このままじゃ生活していけない。
そんな事はわかってるよ。
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