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「…その通りだ。お前を抱きたいと思わない。興味も無い」
「貴方の瞳を見ていたらわかるよ」
「流石だな」
男は起き上がり私の身を解放すると、ふっと微かに笑みを浮かべ部屋を出て行った。
あそこまで欲の滲まない、興味のない表情をする男は初めて。
私に興味が無いと言うよりも、イケメンだし、そういう相手が沢山居て困らないから欲が無いんだと思う。
ベッドに寝転がったまま暫く天井を見つめた。
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