432人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
「ちょっと待って…どうしよう…」
暫く歩いているうちに道がわからなくなってしまった。
道がわからない所か、今自分が何処にいるのかさえわからない。
男の住むマンションの名前は覚えてないし、住所さえもわからない。
誰かに場所を聞こうにも、何を目印にマンションの場所を聞けば良いのかわからない。
こんな時は警察?
警察に行った所で、住所がわからなかったら意味がないよね。
周りにはマンションが沢山あるし、探しようがないと思う…。
頭が今にもパニックに陥りそうな時、直ぐ近くで車のクラクションの音がした。
最初のコメントを投稿しよう!