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ふろまーじゅ「えくれあ、どうかした?」
えくれあ「いえ、なんでもありません」
えくれあ先輩は首を振って言う。
えくれあ「でも隊長、私は………」
ふろまーじゅ「わかっているわ、えくれあ。貴女が未だにきゃんでぃと喧嘩別れしたのを悔やんでいることは、ね」
隊長はえくれあ先輩の小柄な肩を叩いた。
えくれあ「え、えぇ……。だから、私は……」
えくれあ先輩は困惑の表情で私を見た。
ぱるふぇ「たまには気分転換をした方がいいわよ、えくれあ」
えくれあ「………わかりました」
副隊長にまでそう言われてしまったら、えくれあ先輩も頷くしかないらしい。
先輩は私に右手を差し出してきた。私はその手を強く握りしめた。
えくれあ「………私はえくれあ。これから頑張りましょう。………よろしく」
私には、えくれあ先輩の紅い瞳に、無機質な何かが宿っているように見えた。
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