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もなか「離れておけ」
もなか先輩の抜刀と同時に刃から超低温の冷気が巻き起こった。
らて「寒っ……!!」
からん、という音と共に、ナンバー錠は跡形もなく斬られていた。
もなか「突撃だ。……私が陽動、お前は……適当でいい」
そう言い残してもなか先輩は私を置いてきぼりにして部屋に飛び込んだ。
男「お前ら……っ!?まさか『バトルシスターズ』!?」
動揺する男の声。男達は銃をこちらに向けるが、先輩は全く落ち着いている。さっき抜刀した筈の氷の魔剣はまた腰に収まっているのが不思議だ。
もなか「天を読み、地を識り、敵を斬る……」
もなか先輩はそう言いながらまた腰の刀に手をかけた。
私は有刺鉄線を使って銃をはたき落とす程度しかできない。
そして、もなか先輩がこう叫んだ。
もなか「いざ、神気開闢!」
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