バトルシスターズの新人

8/8
前へ
/44ページ
次へ
もなか先輩の刀は、私には見えなかった。だけど、血肉の内側まで凍てつく刃を華麗に操り、一瞬にして男達を切り伏せていたのは新人の私にも理解できた。 私は十八番の縛術を使い、男達を有刺鉄線で縛り上げてから、安堵の息を吐いた。 もなか「任務完了だ」 らて「終わりましたね」 後は男達をふろまーじゅ隊長を通してアマテラス社長の元に連行するだけだ。 もなか「……帰るぞ、新人、……否、らて」 らて「はい。……もなか先輩」 私はこうして『バトルシスターズ』としての初任務を終えた。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加