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鈴谷は逃げられないと悟ったのか大人しくついてくる。
俺が腕を離さないから必然だが。
トイレも済まし、自分達が割り当てられたイベント会場へ。
結構いるな。
順番待ちの列に並ぶ。
鈴谷は既に退屈そうにしている。
俺は鈴谷が側にいれば退屈とは無縁らしい、見ているだけで飽きない。
鈴谷の横顔。
何故か胸がザワザワする。
ああ、コレがあの有名な恋ゴコロか…
鈴谷に思わずキスした時からモヤッとしていた物の正体にようやくたどり着いた。
このイベントの名前は天国と地獄。
今の俺はもちろん天国にいる気分。
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