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「鈴谷さん!聞いてください!俺、昨日…」
川田がいつものようにどうでも良い事を話し始める。
マジうるさい。俺の睡眠の邪魔。
「うるさい。黙れ。」
「…あ、スミマセン!声大きかったですか?…ボリューム下げますね。それでですね~…」
川田は声を少し小さくしてまた喋り出した。
が、いつものごとく、その効果は一瞬で終わる…
「…っていう事があってマジ笑いました!!あははは!」
川田はひとしきり笑ったあとそろそろ授業に出ないとやばいと言いながら教室へと帰って行った。
「…たく、マジ、うぜぇ…」
もう二度と人助けなんかするもんかと、心に誓う。
そして夢の中の住人になった。
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