風紀を乱す奴は許さん

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「風紀委員長いいところに!」 いやな予感しかしない… 面倒な事を押し付けられるな…と予想する。 「何か用ですか?」 「ああ、俺は今から出張でな。また、あいつらが居なくなったから探して欲しいんだが…」 ああ、やっぱり嫌な予感が当たった。 「あいつらって…何人も面倒みきれませんよ?」 「んー鈴谷だけでいいや、あいつが戻れば他の奴らも戻るはずだから…」 先生は簡単そうに言うと頼んだぞとその場を後にした。 「…鈴谷の居場所ぐらい教えて欲しいもんだ…」 校内を手当たり次第に探しても効率が悪い。 誰にも邪魔されない場所を想像する。 多分屋上。 鈴谷はきっとそこにいる。 俺は屋上へと足を向けた。
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