第一章 学校に入学

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「どうして知ってるの?って顔してるね」 「いや、その」 「モリー先生が寮のカギを渡すために全員の名前を呼んだでしょその時に名前と顔を覚えたの」 凄いな。一瞬で名前を覚えるんなんて 「これから、よろしく。アルマ」 「よろしく、秋羽君。ところで秋羽君今日は一体何を作るの?」 「今日はカレーを作ろうかなって思ったんだ。だから、ルーシーと一緒に野菜を切ってくれないかな?」 「うん、分かった」 アルマは包丁を持って野菜を切り始めた。うわ~手際いいなぁ~俺も頑張ろうっと。こうして、無事にカレーを作り終えたので、アルマにほかの生徒たちを呼んでもらってる間に俺とルーシーは食器を人数分そろえていた。 「はぁ~」 「ルーシー、どうしたんだい?ため息なんついて」 「アルマさん、とっても料理を作るの上手だったです。それなのに私は…」 「まぁまぁ、今日、始めたわけなんだしこれから上手くなっていくよ」 ルーシーと話をしてると寮で待機していた悠斗達が食堂に入ってきた。 「カレーか正直今日は焼き飯かと思ったぜ」 「まぁ、男子が作るって言ったら基本は焼き飯ってイメージあるからね。今回はルーシーとアルマも手伝ってくれたから」 「な、な、なんだって…それは、本当か」 「うん」 「マジかよ!女子の手料理が食べれるとか幸せすぎんだろ!くぅ~これだけでも望星学校に入学してよかったぜ~」 「そこに皿置いてるから」 「おう、サンキューな東矢」 それから、次々に皆はカレーを食べて始めていた。 「クンクン、とってもいい匂い」 「あっ、モリー先生」 「これ東矢が作ったの?」 「ルーシーとアルマも手伝ってくれました」 「食べてもいいの?」 「全然、構わないですよ。でも、一つ話があります。それが終われば食べていいですよ」 「話って何?」 「朝食のことと夕飯のことです。学生が作らないといけないなんて今さっき聞きましたよ」 「あぁ、その事。皆に言うの忘れてた」 う~ん、この調子で大丈夫なのかな?不安になってきたぞ… 「そのことなら、大丈夫。もうシフトは作ったから」 モリー先生は一枚の紙を取り出してそれを俺たちに見せてくれた。 「料理当番のシフトですか…」 「ふふふ、さっき作った。褒めて」 「モリー先生流石です」
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