第一章 学校に入学

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「じゃあ、俺もそろそろ部屋に行くよ」 俺は自分の部屋がある場所に行くために歩き出すと、ルーシーも俺と同じ方向に歩き出した。 「わわ、私も秋羽くんと同じ方向なんです」 「あぁ、そうだったんだ。じゃあ、まだ、お別れは早かったね」 「そうですね」 俺たちは自分たちの部屋に向かった。 「私はこっちなので」 ルーシーの指さした方向を見ると俺の部屋からは一つ部屋をまたいだ所だった。ちなみに俺の部屋はちょうど真ん中の位置にあった。 「意外と近かった。じゃあ、ルーシーまた後で」 「また後で…」 ルーシーは小さく手を振った後、自分の部屋の中に入った。俺も自分の部屋の中に入った。 ………… 「よし、片付け終わり。あっ、集合の時間だ」 俺は寮の鍵と生徒手帳と財布を持って、部屋から出た。部屋に出ると、ルーシーが部屋の扉を閉めている途中だった。 「あっ、ルーシー」 「わわ、秋羽くん!?」 「あぁ、ごめん。また、驚かせちゃったね」 「ううん、私が悪いんです。うぅ、慣れないと……」 いきなり声をかけるのやめとこう、今度からは真正面からにしよう。ルーシーと一緒に寮の階段を降りたら、愛海がいた。 「愛海、ごめん。待った?」 「ううん、アタシも今来たばっかりだから。それより、早く行こう、こっち、こっち」 愛海の後についていくように俺たちも歩いて行った。 「ここが日常雑貨がある場所だよ。日常雑貨が欲しい時はここに来るとほとんどあるよ。よし、それじゃあ、次に行こう」 ……… 「服が欲しいならここ。と言うよりここしかないんだけどね。あはは」 「あ、あの、なな、愛海さん」 「どうしたの?ルーシー」 「耳をよよ、寄せてください」 「こう?」 愛海は耳をルーシーに近づけた。愛海の耳にルーシーは口を近づけた。何やってるんだろう? 「うんうん………あぁ~そういう事ね。大丈夫、ちゃんとあるよ」 「本当ですか。よかった」 「どうしたんだい?」 「東矢には関係ない話だよ」 「そ、そうなんだ」 「ルーシーの悩みも解決したし、そろそろ昼食に行こう」 ………
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