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始まりの始まり
人生はいつ変わるか分からないものだ。
ボクの世界は変わってしまった。
ボクは人殺しになり足元には死体が転がっているのだ。
そして、この男は...
背後から聞こえる足音に振り返ると、スーツ姿の男が近づいてきた。
「やはり才能があるな。では、この先はあいつらに任せよう。」
「あいつらって?」
「あいつら、天使さ。」
男の視線の先には二人の子供が立っていた。足音も気配もなく現れたことに驚いていると、子供達は近づいてきて男に話し掛けた、
「死神の鈴木さんですね。お疲れ様です。魂は責任を持って我々が審判部へ届けます。また、次の仕事が決まり次第お伝えするとのことでした。」
「了解した。行くぞ、カゲオ。」
死神鈴木について行きながら考えていた。人生はいつ終わるか分からないものだと。
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