その22

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「お鈴様、あれはあんまりですよ」 お涼が静かに入ってきた。 「趣味が悪い。立ち聞きなどするもんではない」 お鈴の局は少し怒りながら、お涼を睨みつけた。 「そんなに眉間に皺を……取れなくなりますよ?」 お涼はお鈴の局の背後に周り、首筋からそっと手を着物の中に。 大きな乳房の先端を指で挟み、ジリジリと弄る。 「ほら、楽にしてください」 お鈴の局は言われるがまま、背をお涼に預け、甘い愛撫を受け入れる。 先ほどまで湯場で交わり疲れ果てたはずなのに、もう身体は燃えるように熱い。
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