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しばらくは、私と甥っ子二人の会話が続いた。
それは妹がすぐ目の前にいてのなんともぎこちない
会話だった。
だけど、それもそう長くは続くはずがない。
それもそのはずだ、相手は2歳の子どもである。
それに、私も妹も本当にしなければいけない話は
次にあることは重々に承知している。
いわゆる、ここまではサワリというやつだ。
私と駿君との会話が途切れると、そこには
妙な緊張感が走る。
息をのむような静けさだ。
お互いに固唾をのんでいる。
さあ、どちらから声を掛けようか。
どちらもその駆け引きをしているのだった。
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