0人が本棚に入れています
本棚に追加
最初はどうしても信じられなかった私も
時間をおいて
妹のその声のトーンと
間合いから
「本当にそうなんだ」
と思うようになっていった。
冷静に受け止めなければならに事実。
そして、義弟がそういうことをしてしまったんだという
逃れられない事実。
今。私はそれを突きつけられているのだ。
そして、ようやく
これはまず妹の話を事実としたうえで、
進めなければいけないことなんだ
ということが頭の中に浮かぶようになってきていた。
徐々にその起きてしまった事実を受け止め、
次にその対処を考えるという段取りというか、
流れを考えられるまでに
少しずつではあるが頭の中が
整理できて来はじめていたのだ。
そして、その時にはまた今までとは違った震えが
起こってきたのであった。
それは言いようのない震えだった。
最初のコメントを投稿しよう!