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翌朝ーーー
「吉乃、我が子らに 読み書きは教えぬでよい」
「では 他に何もすることがございませぬ
わたしでは お子様方に学問を教えるのに役不足にございましょうや…」
「吉乃は…
我が嫡男・奇妙丸に和歌や京文化を教えよ」
「なんと申されましたか?」
言われた意味がわからず聞き返した
「二度同じことは言わぬ」
そういうと さっさと寝所をあとにし 私はひとり取り残された
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