第3章

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翌朝ーーー 「吉乃、我が子らに 読み書きは教えぬでよい」 「では 他に何もすることがございませぬ わたしでは お子様方に学問を教えるのに役不足にございましょうや…」 「吉乃は…  我が嫡男・奇妙丸に和歌や京文化を教えよ」 「なんと申されましたか?」 言われた意味がわからず聞き返した 「二度同じことは言わぬ」 そういうと さっさと寝所をあとにし 私はひとり取り残された
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