第3章

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何度 もう無理だと思っても 訴えても 止めてもらえるわけはなく 激しく 激しく 身体中に火花が散るように 身体中が 燃やされてしまっているかのように 心も 身体も 燃やされて  心も ばらばらになって 一族が滅んだ わが子が捕らえられた 夫が死んだ この苦しみから 一瞬でも逃れたくて わが身をこの男に任せた……
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