第6章

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とっさに 体を起こし 自分の胸を両手で隠した 「フッ…」 鼻で笑われる声がした 振り返ればーー 城主様が横になられたまま 私をみている… 「城主様… あの…」 「なんだ?」 「あの… 昨晩のこと 盃をいただいたのは覚えておりますが それ以降のことを まったく 思い出せませぬ… どうやって ここで 眠ったのかも覚えておりませぬ…」
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