279人が本棚に入れています
本棚に追加
それから 数ヶ月が過ぎた
相も変わらず 城主様は気分次第で わたしを激しくもまた優しくも抱くーー
いかに 使者の前で 腹立たしいことがあってもその場は腹の中に怒りをおさめ
そのあと 寝所で わたしを激しく抱くことで
その心の均等をとっておられるような方ーー
本来ならば 死んだ私の夫も 激しくも決断力のある武将でなければならなかった
世間知らずのわたしに いくら本流を組むといっても
城からほとんど出たこともわたしに意見など求めず…
すべて 独断で強き決断力のある武将で 夫がそうあったならば…
最初のコメントを投稿しよう!