第8章

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「お夏ーー ありがとう でも たいしたことではありませぬ もう一度 我が息子をこの胸に抱き 小倉家を再興できる日がくるならば わたしの身など たいしたことではないのです」 孫助が今度は私に尋ねる 「して 我らが三崎家に身を寄せることになりましたら 織田様は変わらず 甚五郎様を助けるために 小倉家に味方くださるのですか?」
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