第8章

7/32
前へ
/32ページ
次へ
「孫助ーー 私は引き続き 織田様のもとに戻ります 夜の相手でも なんでも致しましょう 甚五郎のためならば ですので、お清、 あなたが 私のこの藤色の衣を身にまとい 小倉家正室として 堂々と三崎家にお入りなさい 闇にまぎれて 近江八幡の地についたなら 明るくなるのを待って 堂々と三崎家に入りなさい 小倉の正室が妹の三崎家に身を寄せていると六角家にわかるようにーー」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

279人が本棚に入れています
本棚に追加