第8章

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「甚五郎を救い出すのには まだ時がかかるみたいです 六角は織田に対立の路線をとっておらず かといって 服従の姿勢もとっていない まだ織田家と六角家のにらみあいが続きましょう わたしのことは心配しないでください 織田の城にて 甚五郎の無事を祈り、甚五郎が我が手に戻ってくるのを待ちます 小倉の生き残った者で六角に攻め入っても 勝ち目はないーー それに我らは六角に攻め入れば 甚五郎の命は確実に消える ここは 織田様を信じて 我らはおとなしくしておりましょう そなたらは 三崎家で わたくしは岐阜城で おとなしく織田様に従っておりましょう」
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