第一章

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私はこれからどうするか。 その答えは見つからない。 とりあえず、今やるべきは… 「青年、あとはお前だけだ」 「おねーさん…? ま、まさか僕の記憶も刈っちゃうの!? 嫌だ!!僕は忘れたくない!!」 悲痛な叫び声が心に突き刺さる。 彼の名前と同じ青色の瞳が、ただ私を悲しそうに見つめるのだ。 強い風が吹き抜け、森がざわめく。 長い白銀の髪がしなやかに美しく舞う。 ふと、青年は「綺麗だね」と目を細めた。 「僕ね、おねーさんの育てている花の名前調べたんだ」 まるで時が止まってしまったかのように、身体が動かなくなった。 「スターチス。 それがたくさんの色を持つ花の名前。」
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