第一章

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スターチス…。 それが、彼が好きだった花。 「花言葉は      “変わらぬ誓い”」 「あっーー」 『君がずっと生きていてくれたから私は君という光に会うことができたんですよ。 だから…』 そうか…。 私はなんて馬鹿なことを。 微笑む彼の顔が浮かぶ。 『だから、生きていることに絶望しないで下さい』 ーー約束ですよ。 「あぁ、あああああ!!」 涙がボロボロと頬を伝い、地に吸い込まれていく。 溢れ出した思いや感情、気持ちは留まることをしらない。 裏切られ、悲しみ、世界を嫌いになることで自分を守っていたんだ。
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