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「離せ!私の話を聞けよ。
こんな堂々と真っ正面かーーーー
「おいおい~なんでこんなに外が騒がしいんだぁ」
ギルドの扉がいきなり開く。
「空気読め。説得する暇くらい与えろよ」
私の虚しいツッコミには誰も反応しない。
かわりに私を前に押し出して、街の人は陰から覗いてやがる。
くそ、なんて日だ。
ギルドから出てきたのはヤンキーな三人組。
カラフルなモヒカン頭、肌にピアスを付けた正直関わりたくない相手だ。
三人の一人が私の胸ぐらを掴んだ。
汚い手で触るな。
思いっきり睨みつけると情けない叫び声をあげた。
「なんだこいつっ!」
そうだ、ここのギルドで確認すればいい。
「私ギルドに入りたいんだ。見学させてもらえないか?」
ふわりと笑う。
三人は顔を赤らめ「ど、どうぞ」と中へ招き入れた。
街人は「おお!」と声を上げる。
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