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「俺の家とお前の家は近所で昔から付き合いが深い。ガキの頃親父に言われたよ。神谷家と付き合いをしたくなければお前から縁を切れって」
振り向いた凌駕は驚いている。
「親父も複雑だったんだろ。自分はよくても一人息子にはって。だけど俺はそうしなかった。お前に対する気持ちを知るずっと前からな」
凌駕を怖いなんて思ったことはなかった。むしろ俺をいつも守ってくれるヒーロー。ヒーローは敵を倒す。悪いやつから俺を守ってくれてる。そう思ってた。
今回だってそうだ。凌駕は久保から俺や亜輝を守るために倒してくれたんだ。
「凌駕。お前は俺のヒーローだ。それはずっと変わらない。例え何人殺めることになったとしても、それがお前の正義なんだって信じるよ」
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