野獣は夜に目を醒ます

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「あぁっ、そこ、いい……」 「こんなにヒクヒクさせてケツまで振ってやがる。ここに俺のが欲しいんだろ、ん?」 「そ、うだ、はぁっ……そこに、早く入れて……んぁあ」  叩かれたところがジンと痺れ、痛みが快楽に変わっていく。  壁に手を付き凌駕が入ってくるのを待つ身体は熱く、前からは雫がこぼれ出している。 「自分で開いて俺にねだってみろ。どこに何が欲しいって」  壁から手を離し、既に力のあまり入っていない足をガクガクさせながら両手で開くと、うしろに突き出し凌駕が望む言葉を口にした。 「ぁああっ」  そこは凌駕を受け入れることに喜び、蠢いて凌駕を締め付ける。  浴室には甘い声や吐息、肌のぶつかる音が響き二人を悦楽へとさらに導いていく。  久しぶりに味わう快楽は終わりを知らず、何度も昇りつめては体勢を変えて愉悦に溺れていった。
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