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淳はそういって、貴子が見つめていた爽を
グシャッと掴み、足元に叩き付けた。
それでも、動かない貴子に淳は怒鳴る。
「お前、今日の自治会、無断で休んだそうだなっ!
その上、俺が忙しいのをいいことに
平日も休みも構わず外へ出て、
夜遅く帰っているそうじゃないかっ!!
しかも、一度なんかは男に送られて帰ってきたとか…」
ピクッとその時、初めて貴子の手は微かに動く。
それでも、弁明はもちろん、謝ろうともしない。
淳は怒りを爆発させる。
「お前はどれだけ俺に恥をかかせるつもりだっ!
こんなことなら、仕事は許さないっ!
すぐ、ヤメロッ!!分かったナッ!!!」
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