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  ふぅ、と歩は溜息をつき、呆れる。 「もう、貴子は優しいんだから…」 貴子は優しく微笑む。 「心配してくれて、ありがとう。 休めば、大丈夫。いつもそうだから…」 分かったわ、と歩も微笑む。 「とにかく、眠って。後の事は任せて。 ああ、淳さんには私が連絡を・・・」 「やめてっ!」 えっ…、と歩は驚いて、貴子を見る。 一気に身体を起こしたせいか 貴子は苦しくなった胸を押える。 歩は駆け寄って、医者を呼ぼうとする。
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