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すっかり日が落ち、
自動で付いた白熱灯の明かりの下
貴子はようやく顔を上げる。
歩はそんな貴子に微笑んで、優しく尋ねる。
「今、どこにいるの?」
「・・・▲ホテル。」
分かった、と頷き、キーを預かる。
「とにかく、引き払っておく。
後、ウチの会社が提携したトコ、用意しておく。
会社に近いし、色々楽だから・・・」
ありがとう、と貴子は素直に好意を受け取った。
そして、歩に言われるまま
横になり、目を閉じる。
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