last special【新婚旅行】

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「……ん……海斗……気持ちいい?」 「……ん……スゲーいい。」 旅行中、抱いてばかりいるけど、足りない。 それくらい頭の中はこいつのことばかり。 仕事中でも、どこにいても、頭を支配する瑞樹にメロメロだ。 その魅力は? …決まってる。 俺をすべて愛してくれるから。 どんなに信じられない行動をしても、どんなに苦しい状況でも、こいつは俺の考えてることを信じてくれる。 俺という存在を、丸ごと包み込んでくれる。 俺のために、自らを投げうってくれる。 嘘偽りのない心から溢れ出す言葉に、俺は何度も救われた。だから惚れたんだ。 「…瑞……もういい。……おいで。」 「や…ん!……まだ…もっと感じて?」 「……は……ヤバいって……」 「…海斗…こんな顔……初めて……可愛い…」 …バカ。 お前の前だからだろ。 お前に触られると、こんなに気持ちいいとは知らなかった。 珍しく大胆になった瑞樹。 これもきっと嫉妬ゆえ。 そういう瑞樹を見れるのも、俺の特権だ。 「…っ!……瑞樹…早くおいで。」 「……………」 「自分で挿れてみ?ほら。」 ベッドの上に座り、攻める瑞樹を見下ろしながら催促する。 口元を手の甲で拭き取る仕草が堪んなくエロい。 ゆっくり移動すると俺に向き合い、そしてまたゆっくりと腰を落としていく。 「…堪んねぇ…」 「……ッッ!」 「瑞樹?どうした?お前が攻めてくれるんだろ?動かして?」 「……や……動いちゃ…ダメ……」 …って。お前がイきそうになってどうすんだよ。 可愛いやつ。
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